イタリア旅行*エルコラーノ* : イタリア旅行



イタリア旅行*エルコラーノ*

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西暦79年、ヴェスーヴィオ火山(Vesuvio)の噴火。火山灰によって埋没したポンペイ遺跡(Pompei)は非常に有名ですが、火砕流によって埋没した保養地エルコラーノ(Ercolano)をご存知ですか?
確かにポンペイのスケールは素晴らしいのですが、エルコラーノは2000年前とは思えない保存の良さ・当時の生活が目に見えてくるほどおいしいところが凝縮されたおすすめの遺跡です。
ポンペイ・エルコラーノは共に世界遺産に登録されています。

行き方

ヴェスーヴィオ周遊鉄道(Ferrovia Circumvesviana)に乗ってエルコラーノスカーヴィ(Ercolano Scavi)駅へ。
ちなみにScaviとはイタリア語で遺跡の意味。ポンペイ遺跡は同じ路線のポンペイスカーヴィ(Pompei Scavi)駅にあります。
ナポリ(Napoli)からもソレント(Sorrento)からも電車1本で行けます。
エルコラーノスカーヴィ駅から、まっすぐ海方向へ5~10分ほど歩くと正面に門がありエルコラーノ遺跡に到着です。

値段

大人は11ユーロ。学生さんや26歳以下の方は半額近くになりますが、パスポート等の証明書が必要になります。
またポンペイ・エルコラーノ、他3遺跡を含む共通券は大人20ユーロです。ただし、有効期間は3日間。また、3日間入場し放題ではなく、1回ずつということです。
この共通券を購入しエルコラーノに入場しました。が、日本語のパンフレットが欲しくて外に出て受付に戻りました(残念ながら無料パンフレットは英語とイタリア語のみです)。チケットで自動ゲートから再入場しようとすると入れず、係りの方に提示しゲートをあけてもらいました。
翌日のポンペイではこの共通券は自動ゲートでは読み込めず、またも係りの方に提示。星型のパンチで印をつけられ横の門から入場しました。

特徴

天井、階段、そして美しい壁画の残った家。貴族の保養地ということで、当時の人からしても素敵な場所だったはずですが、贅沢な暮らしが伝わってきます。
当時は海岸に面し、船でここにやってきたということ。エルコラーノは英語・ラテン語ではHerculaneumと呼ばれギリシャ神話でヘラクレスが作った町だそうです。
ナポリ湾に面し広い庭を持つ鹿の家(Casa dei Cervi)は、庭の中心にテーブルと数体の彫刻の模型が飾られています(実際に発掘されたもののコピー)。この1つは酔っ払ったヘラクレス像で、小さいのですがとても有名なものです。
barや商店も残り、イタリア料理につきもの、イタリアワインやオリーブオイルが入っていたかめが残ります。
家の内部の壁に残る壁画、床に残ったモザイクもとても美しく写真を撮らずにはいられませんでした。
整備された道に並ぶ家々。中に入るとひとつひとつが個性的で、決して横並びのデザインではなく驚かされます。床のタイル、壁画、柱に施された彫刻。イタリア旅行、ヨーロッパ旅行に来ても街中の建物の細部に驚くことは多いのですが、2000年前にすでにその精神があったなんて。
個人的にはフォロの浴場(Terme de Foro)に入ってすぐ、右側脱衣所の床にあるタイルが気に入りました。海の生き物に囲まれたトリトン王のモザイクです。と、その1つ奥の床にはトリトン王のモチーフである槍などが小さいモザイクで可愛らしく並び、あまり有名ではないようですが素敵だなと思いました。さらに奥に浴場があります。
エルコラーノ遺跡は到着した瞬間は「小さいな。。」と実は少々がっかりだったのですが、全然!一つ一つ丁寧に見て楽しめるため時間があっという間にたってしまいました。
ツアーのパック旅行ではポンペイに行くことが多いと思うのですが、個人旅行でお時間がある方にはエルコラーノも是非行かれてください。

買い物

おみやげやさんが1つあります。綺麗な本屋さんの雰囲気でポンペイやナポリの本と、ちょっとしたお土産・絵はがき等がありました。

レストラン・カフェ

エルコラーノ遺跡内にはカフェ・レストラン等は(おそらく)ありませんでした。パンやペットボトルの水を持って行っていたので、遺跡内でちょこちょこ食べました。
食べ物が禁止かどうか、はっきりとはわかっていません。が、翌日のポンペイ遺跡ではツアー客の方々がサンドイッチを食べ歩きながら入場して行っても係りの方も普通だったので、大丈夫なのだと感じました。
私は、非常食を持って歩くようにできるだけしています。一番の理由は節約!!という貧乏臭い理由ですが、旅行中疲れた体でレストランを探し、メニューを読み、財布と相談って好きじゃないので。
もちろん条件にあった良いレストランを見つけたときはそこで食べます。物価の安い国では外食の方が安かったり、食べ物持ち運んでも腐ってしまうような国では非常食は持たないです。
ヨーロッパ旅行ではおいしいパンやチーズやハムがスーパーで安く買えるので、鞄の奥に潜ませてることが多いです。

エルコラーノスカーヴィ駅からエルコラーノ遺跡の間にもレストラン・カフェは多くみかけましたが観光地のレストランのような雰囲気も少し感じました。

博物館

パンフレットでは博物館があると書いてあったのですが、建物は入れず。よくわからないまま発掘品などは見ることができませんでした。
ナポリの国立考古学博物館(Museo Archeologico Nazionale)にポンペイ・エルコラーノ遺跡からの出土品が展示されているので、興味がある方はそちらへ行かれてください。